[파토스와 기법 -영상제작의 입장에서]
イメージライブラリー映像特別講座
造形研究センター・リサーチフェロー研究発表
シンポジウム
「造形研究と映像の可能性—映像データベースの実証実験を踏まえて」
日時:2012年12月13日(木) 16:00開場 16:30〜18:00
会場:武蔵野美術大学 美術館ホール
「パトスと手法 - 映像制作の立場から」
発表者:孫于景손우경
造形研究センターによる「平成20年度 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」による「造形資料に関する統合データベースの開発と資料公開」をテーマとした5年間のプロジェクトが、この2012(平成24)年度に最終年度となった。このうち、「映像資料プロジェクト」が美術館・図書館のイメージライブラリーを中心に展開している「映像データベース」の構築と公開について同プロジェクトが計画段階から様々な検討を行ってきたが、造形研究や教育の立場からその検証は、プロジェクトの研究員やスタッフだけではなく、独自の視点と政策上の立場をもった研究者によってはじめて可能となる。造形研究センターでは、2011(平成23)年度末より、大学院博士課程修了者を対象としたリサーチフェロー制度を発足した。これに田中千賀子、小澤啓、孫于景の3名が映像資料プロジェクトのメンバーとして任用された。3名は、2012(平成24)年4月より、センター研究員である高橋陽一とともに研究会を行い、合理的な検証の仕方、造形の制作及び研究の活用の仕方について協議を重ねて、「実証実験」の方法とシンポジウムと報告書作成という検証結果の公開の方向性を確定した。
2012(平成24)年2012年12月13日午後4時30分より、「造形研究センター・リサーチフェロー研究発表」としてシンポジウム「造形研究と映像の可能性-映像データベースの実証実験を踏まえて」として3名による発表を実施した。
田中千賀子からは「学校園にかかわる映像資料について」と題して、学校園関係資料の検索結果と、教育史分野の他の映像データベース・目録類との照合の結果を報告した。 小澤啓からは「空き地と神秘性―作品制作の立場から―」と題して、みずから制作する神秘性をテーマとする絵画作品や写真資料を提示して、空き地や神秘性などに関する検索結果の関係、学内外でのデータベース検索結果の相違の検証とその修正の状況、関連する映像作品の提示などを行った。
孫于景からは「パトスと手法―映像制作の立場から―」と題して、映像制作の技法に関するデータが映像データベースで充実していることを検証し、映像教育などでの活用の可能性を示唆した。
全体のコーディネータには高橋陽一があたり、会場からは、個々の研究発表の内容や、今後の映像データベース活用に向けての可能性などが質問された。
3名の報告は加筆のうえ、『造形と教育 武蔵野美術大学大学院「教育学研究」ゼミナール報告書』(ISSN2187-5375)第6号、2013年1月、1-21頁に掲載した。